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工場夜景ガイド

工場夜景撮影テクニック

工場夜景撮影の基本

工場夜景の撮影スタイル

工場夜景は基本的に「陸地」と「船上」の2つの撮影スタイルに分けられます。 陸地と船上の大きな違いは、三脚が使えるかどうかで、陸地では基本的に三脚を使って カメラを固定し、長秒時露光ができますが、船上は常に足場が揺れるため、ISO感度を高めて高速シャッターで撮影する必要があり、難易度が非常に高いです。

一般的には陸地で撮影される方がほとんどですが、陸地にも種類があり、大きく「道路・橋上」「公園・山」「埠頭・河川敷」「展望施設」などの4種類に分かれます。 工場夜景スポットは道路や橋の歩道から撮影するケースが最も多く、工場の近くから迫力ある写真を撮影できます。公園や埠頭はやや工場と離れた場所が多いものの、 水面に反射した光を写し込んだり、公園の場合は比較的安全な場所から撮影できる利点もあります。工場夜景においては展望施設は全国的にも数えるほどですが、快適な屋内空間から 工場夜景を楽しめるのが魅力的です。ただし、室内のガラスに光が写り込むため、写り込み対策が必須となります。

工場夜景の撮影に適した気象条件

工場夜景も一般的な街の夜景と同様に、秋~冬にかけてがベストシーズンと言えますが、街の夜景ほどシビアではありません。 工場夜景は被写体との距離が近く、雨さえ降っていなければ天候をそれほど気にすることがなく、多少霞んでいても綺麗な写真が 撮れるはずです。街の夜景のように時間が経つごとに光量が少なくなることも滅多にないので、交通手段さえ確保できていれば 時間を気にせず撮影が楽しめます。

街の夜景ではトワイライトタイムが重視されますが、工場夜景においても光量が少ない場所や、広角レンズで全体を写すような シチュエーションではより美しい写真が写せるはずです。ただし、空が明るい分工場の光が目立ちにくいので、望遠レンズを 使うようなシチュエーションには不向きと言えそうです。

工場夜景の撮影に必要な機材

工場夜景撮影は街の夜景撮影とほぼ同じ機材で問題ありません。カメラ本体・交換レンズ・三脚の3種の神器が基本となり、 後は予備バッテリー・メディア・レリーズ・メンテナンス用品を持参すると良いでしょう。なお、夜景全般に言えることですが、 カメラの性能差によって画質は大きく異なり、センサーサイズが大きく、高性能なレンズほど綺麗な写真が撮れます。そのため、 フルサイズやAPS-Cのセンサーを搭載したカメラが理想です。

三脚はカメラを固定さえできれば何でもいいと思われそうですが、工業地帯は海辺に近い場所が多く、風の影響を 受けやすくなります。そのため、頑丈な三脚を持参したいところです。積載重量に余裕があり、カーボンを採用した 三脚が望ましいです。また、フェンスの高い場所からの撮影も想定し、全高180cm前後まで伸ばせる三脚があると 撮影スタイルの幅が広がります。

また夜景撮影時には懐中電灯、ブロワー・レンズクロスなどのメンテナンス用品、リモートレリーズなどがあると便利です。 特に工場夜景スポットは安全面に人一倍気を遣う必要があるので、懐中電灯は必須だと思って頂ければ間違いありません。 工場夜景スポットの付近は自動販売機やトイレなどの設備は期待できないので、事前にコンビニなどに立ち寄っておくと良いでしょう。

工場夜景撮影の基本

ここから具体的な撮影テクニックの話に入りたいと思います。カメラを三脚にセットし、カメラ側の設定を行います。 撮影モードは「絞り優先」または「マニュアル露出」に合わせ、絞りはF8~11程度、ISO感度は足場が安定している 場所なら100~400、ホワイトバランスは好みで大丈夫ですが、私は「白色蛍光灯」を愛用しています。フォーカスは AF/MFどちらでも大丈夫ですが、MFの方が信頼できるでしょう。露出を±0前後に合わせ、セルフタイマー(2秒)か レリーズでシャッターを切ると綺麗な夜景写真が撮れるはずです。基本中の基本ですが、フラッシュは必ずOFFにしましょう。

なお、ここで紹介している撮影テクニックはもちろん、応用テクニックまで「ゼロから学ぶ工場夜景写真術 撮影テクニックと全国厳選スポット72」で網羅していますので、 合わせてご参考頂ければ幸いです。工場夜景撮影会やセミナーで学びたい方は「工場夜景撮影会・ツアー・イベント」をご参考下さい。

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